エヴァで有名なスタジオカラーがCGソフトをBlenderに移行するみたい。
関係者に呼びかけを「旗を振る」と言っていて、革命を起こそうとしていて、凄いな、なんかうれしいなって思った。
うれしい、というのは、
AutodeskにNO!と言ってやりたい、という理由から。
Autodeskは一強なのをいいことにやりたい放題って感じで、
「確かに値段は高いかもしれないけど、元は取れるでしょ?」
「嫌なら使わなければいいじゃん」
と言わんばかりに強気に値段の吊り上げをしていて、従わざるを得ない状況になっている。
(ちなみに自分は現在Maya2018を使っているけど、maya2014のときに永久ライセンスを購入して、サブスクリプション契約を数年更新した後、契約を終了したため、契約終了時点で最新バージョンのmaya2018はずっと使えている、というわけです。)
mayaや3dsmaxは確かに強力なパワーを持っていて、値段に見合った価値がもしかしたらあるのかもしれないけど、そのパワー全体を、使っている人それぞれが使うことは実際はあり得ない。
仕事において、モデラーはモデリング機能しかほとんど使わないし、アニメーター、エフェクターもしかりなわけだから、使用する側からすれば、その分安くしてほしいと思うのは自然だと思う。
Autodeskもそれを理解しているにもかかわらず、現在の「全部入り」しか販売しないのはイジワルだし、むかつくところ。
(一応mayaLTとかあるけど、肝心な機能がちゃんと制限されていて選択肢にならない)
だけど今後Blenderが無視できないほどのシェアになれば、Autodeskも値段を下げる方向で調整せざるを得なくなると思う。
例えば、mayaインゲーム仕様とか。
映像系でのみ使われるエフェクト系、レンダリング系は全部カットして、その分安くするとかできるはず。
こういったことは経営的な話だけど、実際作業する人間からすればソフト変更ってそんなに簡単に切り替えられるものじゃなくて、2~3月は思ったように出来なくてストレスを感じるものだけど、その先に「ソフト代が無料」っていう光があるのがわかっているから、本当は経営的なことを考える必要はないんだけど、前向きに移行できるんじゃないかと思う。
そして一旦Blenderの体になってしまえば、苦労してまた別のソフト用に切り替えるなんてことは相当のメリットがないとなくなると思うので、そうなったらAutodeskとしては時すでに遅し状態。
カラーやEpicGamesを中心に10%でもシェアを取れれば、数年後にはAutodeskが駆逐されててもおかしくない。
これは革命が始まったと言っていいと思う。
より良い世界になるかもしれないと思う。
ただそれまで自分はmayaを使い続けるけど(悲
なぜなら相当強制されないとソフト変えるってツライから。。。
(でももう一銭もAutodeskには払ってないからセーフ)
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— Blender (@blender_org) July 24, 2019
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